本の紹介ーボーダーツーリズム
2018-10-21


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岩下明裕/編『ボーダーツーリズム 観光で地域をつくる』北海道大学出版会 (2017/12)
  
ボーダーツーリズムとは、要するに国境地域の観光旅行。
本書では、「対馬ー韓国」、「稚内ーサハリン」、「八重山‐台湾」、「小笠原」の各地域の観光旅行を企画実施した経緯、旅行内容、顧客反応などを示し、ボーダーツーリズムの可能性を検討している。
  
でも、良く分からなかったのですが、今時、何がボーダーなのだろう。交通手段が悪かったときは、日本からサハリンに行こうとしたら稚内が日本側の起点になるだろうから「稚内ーサハリン」の組み合わせは重要だった。しかし、現在、東京の人がサハリンに行くのに、わざわざ稚内空港を経由する必要はない。日本―サハリンと考えた時、稚内はお呼びではないのではないか。対馬、稚内、八重山などは、ボーダーとしての価値はなくなって、たくさんある日本の僻地の一つに過ぎないのではないかと、そんな気がする。
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