どう教える”放射線”

コメント(全2件)
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工藤です ― 2013-10-11 23:52
その番組でのコメントは広島へ行った初期の頃の思いです。
広島ではウランを考えるのではなく、核分裂生成物の内、収率の大きい、半減期の長居Cs137はじめ他の各種が多岐にわたることを知り、それではかるくん2でγ線線量率と表面汚染のβ線計数率を生徒達と9年間計即していきました。
cccpcamera ― 2013-10-16 09:03
コメントありがとうございます。
あの番組では、「広島の環境放射線強度が他の地区とあまり違いが無いことを知った」との内容で、その考察や生徒指導の話がなかったので、違和感を感じたため、この記事を書きました。失礼な記述をお許しください。放射能は目に見えないので、計算による推定が、どうしても必要になると思います。
 
 9年間の計測でCs137など、核分裂生成物の痕跡は、何か見つかりましたか。
 
 広島原爆ではU235・800gが核分裂したと推定されています。核爆発でCs137がどの程度発生するのか知らないのですが、原子炉では6%程度でしょうか。もし、この値を使うと、Cs137は48g、150TBq作られたことになります。Csはウランに比べ軽いので、発生したCs137の10%が10km四方に均等にばらまかれたとすると、150kBq/m2になります。これぐらいだと、雨水で流されない場所ならば、今でも計測できるかもしれない。
 でも、広島原爆によるCs137の痕跡探しは、学者の間でも、なかなか苦戦しているはずです。今中教授の論文では、黒い雨のCs137沈降量はキロベクレル/平米程度と見積もられています。Cs137は、かなり広い範囲に飛散している(あるいは、長期間、空中に漂っている)ようです。

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