本の紹介−日本の国境問題

コメント(全9件)
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クラブナビ ― 2011-07-05 22:00
さっそく注文しました
クラブナビ ― 2011-07-10 20:17
コメントができなくなったのでこちらに書き込みます。

合弁事業の一環でロシア人がロシア領域内で密漁したものを,(密漁には地理的と量的と種的なものがありますが,ここではいずれの場合も)知らずに仕入れた場合,国内の仕入れ業者はどのような罪状で検挙がなされるのか。
偽物のヴィトンを掴まされた女子大生がどのような検挙をなされるのか。とても疑問に感じました。
というか私たちが現実に生業として検挙なく長く続けていられるのはどういうわけか?大きな疑問があります。
このコメントはぜひ関係者に読んでいただきたい。

海上保安のことは知りません。あなたは警察とおっしゃったので警察の話をしています。
「逃亡の犯罪者」と言いますが,警察官から不意に離脱する「逃亡」には「不審者」や「被疑者」が考えられますが,仮に「まさにいま現行犯を行なった者」である「犯罪者」が逃亡した場合,その者に対して発砲は許されません。
例外的に逃亡する者に発砲できる場合を考えましょう。まだ警察官に触れていないが,まもなく触れようとする場合,つまり進行形で警察官に突っ込んでくる場合は許されます。
ただし「やられそうになったから,その前にやっておいた」という危険予測では発砲できません。今まさに危急迫った進行形の場合にのみ発砲が許されます。
もし予測で発砲したのなら,それこそ市民団体や権利団体,CCCPカブレの左翼団体からどのような抗議があるかわかりません。
そもそもなぜ警察官が小火器を持つことができるかを考えれば,執行法や規範の意味がわかるはずです。
このコメントを読んでいる現職警察官ならどちらが正しいかわかるはずです。

よい機会なのでさっそく明日,刑事課の刑事にこれらのコメントを読んでいただいて真偽を問うてみましょう。
結果はお互いのプライドのために公表しないということで・・・。
cccpcamera ― 2011-07-11 09:15
ちょっと詳しく書きます。

『警察』の用語の意味:
 『警察』とは一般に何を言うのかですが、広辞苑には@Aの2つの意味が記載されています。@は警察権力を行使する組織の意味で、海保が含まれます。旧国鉄時代に有った鉄道公安官も、広辞苑@の意味では、警察に含まれます。
 広辞苑Aの意味は『警察法』により指定された組織のことです。
 ロシアの警察は民警とKGBがありますが、広辞苑@の意味では両方が警察になります。広辞苑Aの意味は、日本だけで通用する用語なので、ロシアに厳密に適用することはできません。密漁船を取り締まる警察権力は、日本では海保で、ロシアではKGBです。
 刑事訴訟上、司法警察職員は、189条で規定された警察官の一般司法警察職員と、190条で指定された特別司法警察職員が司法警察職員になります。


銃器の使用:
 警察が犯罪者を取り締まるのは当然のことで、日本の警察は銃器を使用することがあります。銃器の使用は重大なことなので、法令で定められています。

 警察官が銃器を使用する根拠法令は、『警察官職務執行法 第五条』『警察官職務執行法 第七条』などですが、実際の使用は『警察官等けん銃使用及び取扱い規範 第七条』などに従います。
 海上保安庁は、『海上保安庁法 第二十条2』でさらに広範囲な武器使用が認められています。
 機動隊が特殊銃のような武器を使用する根拠は『警察官等特殊銃使用及び取扱い規範 第四条』に規定されています。

 実際には、流れ弾で無関係な住民に被害が及ばないようにしなくてはならないので、相手が凶悪犯だと分かっている場合でも、そう簡単に銃器を使用できるものではありません。

海上保安庁法 第二十条2:
 ネットで簡単に検索できるので、疑問ならば、読んでみてください。
 くりかえし密漁を行っている密漁船が停船命令を無視して逃走し、海保が重大犯罪が行われる疑いを持った場合には、銃撃される可能性があります。日本近海で、その様な犯罪船は少ないので、実際には、めったなことでは、銃撃はありません。

 ロシアには、どのような法律があるのか知らないけれど、類似な法律に基づいて、取り締まりが行われているのでしょう。銃撃に対して、日本が抗議しても、日本の抗議に対して、国際的共感が得られたことはありません。
 北方近海には、日本の密漁船の他に、中国・韓国の密漁船も出向しますが、ロシアの対応は、日本にはむしろ甘いように感じます。領土問題を考えてのことなのか、賄賂が渡っているのか、それとも、中国・韓国の密漁船は、ずっと悪いことをしているのか、理由は分かりません。もっとも、最近は、北方領土の漁民から、日本の密漁船に網を切られた等の漁業被害の訴えがあり、ロシア警備隊も、甘い対応がしづらくなっているようです。


刑事: 
 『刑事』って、どういう人のことを言うのですか。刑事事件を扱う警察官のことを言う場合と、私服警察官を言う場合など、人によって、いろいろと違った使い方をするように感じます。
 広辞苑では、刑事事件を扱う私服の巡査または巡査部長と書かれています。
 私の知り合いの巡査部長は、頭悪くて、なかなか試験に合格しなかったけれど、先年、奇跡的に合格して、部長になりました。こういう人に、拳銃使用について聞いても、まともな答えは返ってこない。もし、警察について細かい疑問点を聞くならば、警部以上の警察官か、弁護士に聞いた方が良いように思います。

以上
cccpcamera ― 2011-07-11 17:20
警察官の拳銃使用について、もう少し説明します。

まず、関連法令。

警察官等けん銃使用及び取扱い規範 第八条  
 警察官は、法第七条 ただし書に規定する場合には、相手に向けてけん銃を撃つことができる。

警察官職務執行法 第七条
 一  死刑又は無期若しくは長期三年以上の懲役若しくは禁こにあたる兇悪な罪を現に犯し、若しくは既に犯したと疑うに足りる充分な理由のある者がその者に対する警察官の職務の執行に対して抵抗し、若しくは逃亡しようとするとき又は第三者がその者を逃がそうとして警察官に抵抗するとき、これを防ぎ、又は逮捕するために他に手段がないと警察官において信ずるに足りる相当な理由のある場合。


 このように、法令で定められているので、凶悪犯の逃亡に対して、拳銃を撃つことが出来ます。しかし、将来、犯人から訴えられたときに、『他に手段がないと警察官において信ずるに足りる相当な理由のある場合』であったことを立証しなくてはならない。
 通常、犯人は逮捕されるときには、抵抗するので、『抵抗が激しかったので、拳銃使用以外に逮捕する手段がなかった』との理由を、法廷で言うことが多いはずです。このため、犯人の激しい抵抗で、身の危険が差し迫った時以外は拳銃の使用はできないような誤解があるのでしょう。
 しかし、条文を読んでもらえれば分かると思いますが、『他に手段がないと警察官において信ずるに足りる相当な理由のある場合』に凶悪犯に向かって拳銃を撃つことが出来ると、法令では定められています。

 ところで、警察官職務執行法の凶悪犯とは、「死刑又は無期若しくは長期三年以上の懲役若しくは禁固にあたる兇悪な罪を現に犯し」た者です。漁業法第百三十八条によると、密漁は長期三年の懲役にあたる罪なので、拳銃使用の要件に該当します。

 なお、日本人が、日本の領海内で密漁した場合は、寄港後に逮捕すればよいので、日本の警察官や海保が、犯人に向かって拳銃を使用できる要件に該当するケースは、少ないと思います。
クラブナビ ― 2011-07-11 20:23
なんと詳しいコメントを。ありがとうございます。
密漁に関しては部外者に詳しいことを伝えることはできないので,このへんで勘弁して下さい。私が言う密漁とはロシア人がロシア領域内で行う密漁に関してのみです。あちらの密漁事情には必ず政治的な因果関係が含まれています。
ただ言えることは,我が国では今日も明日も明後日も,蟹の仕入れは行われ続けるものであり,今後も国内法における正当な業者は,国内法に不正なく,国内法における正当な流通を通じて,日本家庭の食卓に蟹をお届けすることは間違いありません。

執行法や規定が出てきたので,警察のカテゴリーに含まれるはずの海上保安を除外して,いわゆるおまわりさんである警察官について話を勧めます。
私の考えに間違いないはずなので,問い合わせというよりも確認と言いたいところです。

人によって刑事に対する言い方が違うそうですが,刑事課の司法警察員を総じて刑事と呼ばせて頂きます。
刑事課は本部へ行くと刑事部となりますが,ここでは所轄の刑事課を言います。
頭の悪い警察官のことは知りませんが,刑事課の課長であれば警部以上のはずです。発砲の是非に関しては正しい見解を示してくれるはずです。

犯人とは被疑者のことでしょうか?
仮に抵抗した上で逃亡した場合は,逃亡の前に執行妨害と危急迫った行動があったということですから,逃亡に対する発砲の是非の論点とはずれています。
あくまでも「逃亡」に対して発砲が許されるかどうかですよね? つまり被疑者の後ろや横から発砲するということですよね。
仮に抵抗があって逃亡したのであっても,抵抗する行為に対して発砲なら許されますが,抵抗したあとに逃亡する被疑者に対して威力を回復させるための,もしくは足止めや報復を目的とする発砲は許されません。

もう一つ,犯人という意味が分からなかったのですが,犯人とは犯罪人,つまり今まさに違法行為を行った被疑者ということでよろしいでしょうか。
現行犯ですから現行犯逮捕を優先するはずなので,通常逮捕や緊急逮捕は除かれます。
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