20ミリシーベルト
2011-03-28


現在、日本では、一般人の放射能許容線量は1年間で1ミリシーベルトです。国際放射線防護委員会(ICRP)は、最大20ミリシーベルトまで、基準を緩和するように、声明を発表したとか。

以下に、チェルノブイリの被爆の影響に関する論文の要旨があります。
[URL]

この、17番目の論文には、放射線の胎児の大脳に対する影響として、以下の結論を得ています。
『本研究は、0.2〜2Gy の胎内甲状腺被曝ならびに11〜92mSv の胎児被曝が検出可能な大脳障害をもたらすことを示している』

1年間の許容被ばく線量を20ミリシーベルトとすると、『11〜92ミリシーベルトの胎児被曝』の範囲に入ってしまう可能性がありますよね。20ミリシーベルトの被爆は、知能に影響を及ぼさないとは言い切れない線量に思えるのだけれど。


福島市の放射線強度は、徐々に低下していますが、これまでの積算では2ミリシーベルトを越えています。環境から直接浴びるほかに、呼吸・水・食物などからも放射性物質を摂取しているはずです。場合によっては、すでに、20ミリシーベルトを越えている人がいるかもしれない。胎児は大丈夫なのか、心配です。
[原発と核]

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