南千島行政区長、日本人ビザなし交流に反対の意向
2009-10-16


10月12日に行われた、国後島などを管轄する南クリール行政区の区長選で、日本の北方領土要求に強く反発している、ワシーリー・ソロムコ氏が当選し、早速、ビザなし渡航に反対する立場を明らかにしたとの報道が有ります。
 ビザなし交流は、政府間の合意事項なので、地元の意向で直ちに取りやめになるものでは有りませんが、地元の協力無しには、やりにくいので、事実上ストップするかも知れない。

『ロシア極東のサハリン州選挙管理委員会は12日、11日に行われた北方四島の国後島などを管轄する南クリール行政区の区長選の暫定結果として、親日的な立場で知られる現職のイーゴリ・コワリ区長(47)が落選し、ワシーリー・ソロムコ氏(46)が当選したと明らかにした。・・・ロシアの政権与党「統一ロシア」から立候補したソロムコ氏は1071票を獲得。与党系政党「公正ロシア」から立候補したコワリ氏は597票で3位だった。(10月12日北海道新聞)』
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『北方領土の国後島と色丹島、歯舞群島を管轄する南クリール地区の新しい地区長になったワシーリー・ソロムコ氏(46)は14日、ビザなし渡航について「日本人もロシアのビザを取得するべきだ」と表明し、ビザなし渡航に反対する立場を明らかにした。北海道新聞の電話インタビューで答えた。
 ソロムコ氏は、北方領土に関する日本の姿勢について、《1》麻生太郎前首相による「不法占拠」発言《2》四島を「固有の領土」と明記した改正北方領土問題等解決促進特別措置法−を挙げ、「われわれを侮辱している」と不快感を表明。(10月15日北海道新聞)』
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北方領土問題の説明はこちらを。
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[日露・日ソ関係]
[領土問題]

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