根室高校
2009-04-09


北方領土問題は、国民的問題ではあるけれど、やはり、地元・根室の活性化は、北方領土問題の前進に重要なことです。根室から優秀な青年が輩出し、大いに活躍することを願います。

 根室高校のホームページを見ると、今年の国公立大学合格者は22人で、北大一人、東北大一人だそうです。昨年は、国公立大学合格者は2人で、北大0人、東北大0人。近年、北大・東北大合格者は久しくなかったはずなので、今年は快挙です。
 快挙の原因の一つに、学習塾の進出があるようです。そういうこともあって「自分が学習塾で生徒に数学指導するならば、どうするだろう」などと考えてみました。そこで、北大と東北大の今年と昨年の数学の入試問題(理系)を、再び解いてみました。

 北大の入試問題は、受験指導が難しい。教科書をしっかり勉強していればできるような基礎的問題が多いのに、1問、かなり難しい問題があります。昨年の数学(理系)問3(3)は難しい問題です。今年の問題も、問5の(3)(4)は、気が付けば簡単かも知れないけれど、なかなか気がつきにくい問題です。(1)だって、数3の勉強をしっかりやっておかないと、無理です。そういうわけで、北大理系を受けるためには、教科書中心の勉強をして、難しい問題をあきらめるか、問題集を相当こなして、全問に対処できるようにするのか、受験勉強の指導が難しい入試問題です。

 東北大学、数学(理系)は、今年・昨年とも、それほど難しい問題はありません。とは言っても、難関大学なので、教科書だけで手におえるような問題ではありません。それに、計算力が必要な問題が多く、特に、今年の問6などは、計算になれていて正確で要領よく処理しないと、正解は出ないでしょう。こういうわけで、東北大学数学(理系)を狙うためには、数学の勉強に時間をかけて、問題集を相当量こなして、数学に慣れる必要があります。生徒がついてゆけるかどうかは別として、受験指導としては、はっきりしています。

 なお、根室高校の北大合格者は文系で、東北大合格者は理系と思われます。違うかも知れない。
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