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埼玉県川口市の荒川の堤防では、今、ヤセウツボが満開です。結構たくさん咲いています。大きいものでは30cmぐらいあります。
栃木県の渡良瀬遊水池に比べ、個体数も密度も多いようです。
普通の花なら、満開で今が見ごろと言うのだろうけれど、ヤセウツボは気色悪い植物なので、好んで鑑賞する気は起きません。
ヤセウツボの根は浅く、簡単に掘り出す(引き出す)ことができます。茎の下部は膨らんでいて、そこからひげ根のような根が生えており、それが他の植物の根に寄生しています。このため、根は真横に生えているものが多い。
ヤセウツボは北アフリカあたりが原産の帰化植物で、日本では、戦前に千葉で確認されているそうです。葉緑素を持たず、マメ科などの植物の根に寄生しています。写真のものは、アカツメクサに寄生していたようです。寄生されていたアカツメクサは、明治期の帰化植物。
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