北方領土問題−鈴木宗男の活躍に期待する
2006-03-08


鈴木宗男代議士の「ムネオ日記」によると、幾つかの質問主意書に対する答弁書が返ってきたそうです。このなかに、『1971年沖縄返還協定を巡る日米密約に関する再質問』があります。ムネオ日記には、この質問の、回答の内容については何も触れていない。
 しかし、幾つかの新聞報道によれば、沖縄返還時の日米密約疑惑に関連して、密約は無かったとする公文書は存在しないことが、確認されたそうです。日米密約は、米国公文書の開示により明らかにされております。さらに、当時交渉に携わった、吉野文六元外務省アメリカ局長による、密約が有ったとの明白な証言があります。それにもかかわらず、外務省は、一貫して国民に嘘をつき続けている問題です。
 外交は、すべてをオープンにしては、やりづらい面もあるでしょうけれど、30年以上も国内向けに嘘をついても何にもならないでしょう。

 北方領土問題でも同じことです。サンフランシスコ条約で明白に放棄した国後・択捉を後になってから、放棄していないなどと嘘をつくから、領土交渉がストップしてしまったのです。そろそろ、明白な事実を認めて、日ロ共通の、正しい事実認識に立った上で、両国民共同の知恵によって解決するべき時期です。

 すでに、明らかになっている事実を外務省だけが秘密にしても、外交交渉の役に立たないことは明らかです。このような、くだらない秘密主義の目的は、外務官僚の個人的出世と、一部政治化の集票目的以外にありません。北方領土問題が解決しない最大の原因は、外務官僚が個人的出世のために、国政を食い物にしていること、一部の政治家が自分の利益の為に、国政を食い物にしていることに、ほかなりません。


 2回連続して、鈴木宗男に期待すると書きました。北方領土問題を解決する為には、解決する意思と、行動力が必要です。この2つを持っている政治家は、今のところ、鈴木宗男氏しか見当たらない。
 北方領土は根室に属します。鈴木宗男氏の地元なのです。根室や羅臼あたりでは『領土なんかいらないから、安全な漁業ができるようにして欲しい』との声があることも事実です。政治はこのように苦悩する漁民を放置してはいけないのに。戦後60年も経っているのに、何一つ解決していない。
[領土問題]

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